国内大手のりそな銀行と地銀大手の横浜銀行(横浜市)が顧客資産の運用で業務提携する方針を固めたことが22日、分かった。りそな銀が手掛ける投資商品を、横浜銀が自社の商品として顧客に販売する。大手銀行と上位地銀のこうした協業は異例。長引く低金利で経営効率化が急務となる中、横浜銀は自社開発にこだわらず、提携で商品力を強化する。 りそな銀が供給するのは、顧客がまとまった資金を預け、投資先の選定や配分を一任する「ファンドラップ」と呼ばれる資産運用サービス。4月にも合意し、取り扱いを始める。東京都内にも顧客基盤を持つ横浜銀との提携はりそなグループに大きな追い風となる。