日本電産が川崎市に建設するモーターの基礎技術に特化した研究拠点のイメージ画=同社提供 日本電産は7日、モーターの基礎研究に特化した「モーター基礎技術研究所」を、川崎市に150億円をかけて建設すると発表した。社内外からモーターの研究者300人を集め、材料や制御などの研究に取り組む。同社によると、こうしたモーターの基礎研究の拠点は世界的にも珍しいという。 研究所は今年10月に建設を始め、来年7月にも約150人の研究者で一部を稼働。完成は2014年7月の予定という。同社グループの約160社から基礎研究を担う人材を集めるほか、国内外の大学などの研究者も採用する。研究者の半数以上が海外出身となる見込みで、所内の公用語は英語にする。 記者会見した永守重信社長は「これからは韓国・台湾勢と価格ではなく、技術の優位性で戦う。例えばレアアースを全く使わない電気自動車用のモーターなど、省エネ・省資源のモー