衆院議院運営委員会理事会は17日、国会審議中のタブレット端末やスマートフォン(スマホ)の使用解禁を検討することを決めた。小松一郎・内閣法制局長官が3月末に携帯電話の画面を見ながら答弁し、注意されたこともあるが、逢沢一郎委員長(自民)は「時代とともに世の中は進歩している」と前向きだ。 国会の取り決めでは、本会議や委員会中の携帯電話の使用は禁じられている。これに対し、安倍内閣は緊急事態が起きた場合、首相や閣僚に情報を伝える内閣官房副長官や秘書官らに使用を許可するよう議運に求めた。 菅義偉官房長官はこの日の会見で、外国によるミサイル発射などの事例を挙げて「緊急時に(首相の補佐官に)情報が携帯で送られても、首相には紙に書き直す必要がある。危機管理なので配慮を頂きたい」と理解を求めた。 議運は今後、副長官や秘書官だけでなく、国会議員のスマホなどの使用解禁へ検討を始める。ただ、議員が審議と関係ないスマ