4月3日、農水省によると、2月のコメの相対取引価格が、比較可能な統計をとり始めた2006年以来最安値となった。都内で昨年10月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino) [東京 3日 ロイター] - 農水省によると、2月のコメの相対取引価格が、60キロ当たり1万2044円と、比較可能な統計をとり始めた2006年以来最安値となった。農水省が発表した2014年産米の全銘柄平均価格は1月を0.3%(34円)下回り、収穫された9月以来、5カ月連続で価格が低下した。 農水省では「価格は、民間在庫水準や供給、取引状況など様々な要因によって市場で決まる」としているが、農協関係者は、価格下落の背景として、少子高齢化や消費者の米離れで需要が減少していると懸念する。 JA全農の岩城晴哉常務理事は2日、事業説明会で、コメ価格の低迷が続き、生産現場に混乱が起きていると危機感を示し、「価格は需給で決まるが、
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