【8月21日 AFP】毎年恒例の「世界怠惰の日(The World Day Of Laziness)」を迎えたコロンビア北西部アンティオキア(Antioquia)州イタグイ(Itagui)では20日、屋外に設置されたベッドやハンモックの上でリラックスする人々の姿が見られた。 このイベントは32年前、工業都市イタグイにみんなで楽しめるイベントが必要との考えから始まった。イベントではパジャマコンテストや枕ジャグリング、車輪のついたベッドのレースなども行われる。(c)AFP
フィリピンの首都マニラのマラカニアン宮殿(大統領府)で行われた銃の受け渡しのセレモニーで、演説中に中指を立てるロドリゴ・ドゥテルテ大統領(2017年7月18日撮影、資料写真)。(c)AFP/TED ALJIBE 【8月3日 AFP】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領(72)は2日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長について、核戦争を引き起こしてアジアを破壊する可能性がある「狂人」と呼んだ。 北朝鮮の外相も参加して首都マニラ(Manila)で開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会合を控えたドゥテルテ大統領は、持ち前の露骨な言い回しで金氏へのいらだちを表現。全国放送されたテレビ演説で「金正恩は危険なおもちゃで遊んでいる。正気じゃないこの男はまるまる太った人の良さそうな顔をしているが、だまされてはいけない」と述
英ロンドンの裁判所前で声明を読み上げるチャーリー・ガードちゃんの両親のクリス・ガードさん(左)とコニー・イエーツさん(右、2017年7月24日撮影)。(c)AFP/CHRIS J RATCLIFFE 【7月25日 AFP】遺伝性の難病で末期症状にある生後11か月の英国人男児チャーリー・ガード(Charlie Gard)ちゃんの両親が24日、米国での実験的な治療を認めさせるために続けていた法廷闘争に終止符を打った。両親の訴えは世界中の注目を集めていた。 チャーリーちゃんの両親であるコニー・イエーツ(Connie Yates)さんとクリス・ガード(Chris Gard)さんの弁護士は、ロンドン(London)高等法院のニコラス・フランシス(Nicholas Francis)判事に対し、2人の決断は最新の脳スキャン結果を受けたものだと伝え、「残された時間がなくなった」と述べた。 裁判所前で会見し
オオカミの亜種メキシコオオカミ。メキシコ・メキシコ市の動物園で(2017年7月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/PEDRO PARDO 【7月19日 AFP】小型犬のチワワから大型犬のセントバーナードまで、今日の飼い犬はその起源を単一のオオカミの群れにまでさかのぼることができるとの研究結果が18日、発表された。人とこのオオカミの群れとの遭遇は、最大4万年前にさかのぼるとしている。 今回の結果をめぐっては、「人間の最良の友」であるイヌがその祖先のオオカミからいつ、どこで最初に枝分かれしたかをめぐる科学的論争を再燃させるとみられている。 オオカミからイヌの分岐が起きた時期と場所については、学派ごとにそれぞれ異なっており、約1万5000年前に欧州でと主張するものや、約1万2500年前に中央アジアまたは中国でと主張するものまで様々だ。 他方で、2016年に米科学誌サイエンス(Science)に掲
ブルガリア中部ルプキテ村近郊の2002年に根が3つある歯の化石が見つかった現場近くで、歯の化石を見せるニコライ・スパロフ教授(2017年6月7日撮影)。(c)AFP/NIKOLAY DOYCHINOV 【7月14日 AFP】ヒマワリ畑やトウモロコシ畑が広がるブルガリア南部は700万年前、現在のアフリカのサバンナにそっくりだった。そこにはキリンやガゼルが生息していたばかりか、人類最古の祖先が存在していた可能性もあるという。これまで人類の起源はアフリカにあるとされてきた定説を覆すものだ。 そこである小さな研究チームは、ブルガリアで人類の起源の証拠を発見しようとしている。6月の晴れた日、彼らはルプキテ(Rupkite)村近くにある干上がった川床の粘土から、極めて慎重に化石を発掘していた。 この発掘の発端となったのは2002年。地元のアマチュア古生物学者、ペタル・ポプディミトロフ(Petar Po
100ドル紙幣を持つ手。インドネシア・ジャカルタで(2015年8月27日撮影、資料写真)。(c)AFP/ADEK BERRY 【7月12日 AFP】人に気前良く与えるという行動を起こす動機は何だろうか。経済学、心理学、哲学などの専門家らは長年、この疑問について思索を巡らせてきた。 人間の行動を駆り立てる第一の動機が自己の利益だとすると、自分の資産を他人のために進んで犠牲にするのは道理に合わないように思われる。 このパラドックスを解決するために、一部の専門家らは、与えることが集団での自分の立場を高めたいという欲求を満たすとの説を唱えた。他方で、他者に分け与えることによって、哺乳動物の生存でカギとなる要素である同族的な協調と団結が育まれるとしたものや、見返りに何かが得られることを期待しているからにすぎないという見方もある。 しかし、本当の答えはもっとシンプルである可能性があると示唆する研究結果
米ロサンゼルスの市庁舎前で、カウンターデモの参加者から投げ付けられる石やビンから盾で身を守るネオナチグループ「アメリカ国家社会主義運動」のメンバーら(2010年4月17日撮影、資料写真)。(c)AFP/Mark RALSTON 【5月23日 AFP】かつて白人至上主義者だったものの、最近イスラム教に改宗した米フロリダ(Florida)州在住の男が、自分の新しい信仰を侮辱したネオナチ的見解をもつルームメート2人を殺害した疑いで逮捕された。 警察発表によると、デボン・アーサーズ(Devon Arthurs)容疑者はルームメート2人の殺害を自供した後、19日に逮捕された。またアーサーズ容疑者がルームシェアをしている同州タンパ(Tampa)市のアパートメントの家宅捜査で警官が爆発物の材料を発見し、3人目のルームメートも逮捕された。 現地紙タンパベイ・タイムズ(Tampa Bay Times)が22
香港・九龍地区にある果物市場で、高級ゴールデンキウイを購入する客(2017年3月13日撮影)。(c)AFP/Anthony WALLACE 【5月1日 AFP】香港(Hong Kong)で高級フルーツがブームになっている。消費者のヘルシー志向を反映した動きのようだが、財布への負担は重そうだ。 高級スーパーマーケットから屋台まで、香港の店先では値段の張る高級フルーツが存在感を増しており、客が次々に買い求めている。 ある高級スーパーの棚では日本産のイチゴに一粒168香港ドル(約2400円)という値札が付いていた。イチゴは一粒一粒、緩衝材で丁寧に包まれ、紙の箱に収まっていた。 香港で流通している農産物は中国本土産が大半を占めるが、こうしたフルーツを購入している人たちは本土産のものは健康に良いと考えていないようだ。 「昔は本土産の果物を購入していたけれど、それにはもう戻れそうにない。(外国産の高級
インド南部タミルナド州マドゥライのダム湖で、水面をスチロールで覆おうとする自治体職員たち(2017年4月21日撮影)。(c)AFP 【4月24日 AFP】インドの政治家が渇水対策として、水を蒸発させないようにダム湖の水面を板状のスチロールで覆うというとっぴな企てを実行したものの、大失敗に終わって赤っ恥をかく出来事があった。 渇水被害に苦しむ南部タミルナド(Tamil Nadu)州政府の大臣であるセルー・K・ラジュ(Sellur K Raju)氏は、ダム湖に多数のスチロール板を浮かべれば、水の蒸発を減らす一助となると主張。だが21日、気高くも不可解なこの計画を実行したところ、軽量のスチロール板が強風で吹き飛ばされ水面上に舞い上がるなど、即座に失敗が明らかとなった。 この様子を撮影した映像には、自治体職員らが空を舞うスチロール板を手こぎボートで追いかけたり、石を用いて動かないように固定しようと
英ストラトフォード・アポン・エイボンの老人ホームで行われた慈善イベントで、ボランティアによる詩の朗読を聞く認知症の入居者ら(2013年10月29日撮影、資料写真)。(c)AFP/WILL OLIVER 【4月6日 AFP】人間の脳は加齢に伴い萎縮していくが、中には他の高齢者よりも脳の量が減らず、おそらくそれが理由で頭の切れが衰えない「スーパーエイジャー」と呼ばれる人々が存在するとの研究論文が4日、発表された。 米国医師会雑誌(JAMA)に掲載された論文によれば、80歳以上の高齢者の中でもスーパーエイジャーは一般的な高齢者と比べ、大脳皮質が厚かった。 脳の最も大きな部分を占める大脳皮質は、しわが刻まれた表層部で、前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の4つの部分に分かれ、思考から発話、音声処理、視覚や味覚などの知覚情報までのすべてをつかさどっている。 論文の主著者で米ノースウエスタン大学(North
ケニア首都ナイロビの象牙保管庫を歩く野生動物公社のレンジャー(2016年3月21日撮影、資料写真)。(c)AFP/CARL DE SOUZA 【3月30日 AFP】象牙の価格がこの3年間で3分の2近く落ち込んだことが、ゾウ保護団体セーブ・ジ・エレファンツ(Save the Elephants)が29日に発表した中国での調査結果で明らかになった。 同団体のエズモンド・マーティン(Esmond Martin)氏とルーシー・ビーン(Lucy Vigne)氏によると、中国の闇市場における未加工象牙の卸売価格は、2014年の最盛期には1キロあたり2100ドル(約23万円)だったが、2017年の初めには1キロあたり730ドル(約8万円)にまで下落したという。 最近の調査によると、中国での需要に伴い、アフリカでは過去10年でゾウの密猟が急増。個体数は11万頭減の41万5000頭にまで落ち込んだ。 象牙の
ハイチ南部のロシュアバトーで、昨年見舞われたハリケーン「マシュー」によってがれきと化した沿岸部に廃材を集めて小屋を建て住む人々(2017年2月25日撮影、資料写真)。(c)AFP/HECTOR RETAMAL 【3月28日 AFP】壊滅的な地震、洪水、あられやひょうを伴う嵐、山火事、さらに人為的な破壊による昨年の全世界の災害コストは、一昨年の940億ドル(約10兆4000億円)の2倍近い、計1750億ドル(約19兆3600億円)に上った。スイスの再保険大手「スイス・リー(Swiss Re)」が28日、発表した。 同社によれば、昨年の災害コストのうち保険で補償されたのは、わずか約30%にすぎないという。金額では540億ドル(約6兆円)で、前年比42%増だった。 一方、災害による死者・行方不明者の数は昨年は1万1000人で、一昨年の2万6000人を大きく下回った。 昨年、全世界で発生した327
南スーダン北西部バハル・アル・ガザール地方アウェルで国際医療支援団体「国境なき医師団」が運営する診療所で治療を受ける急性栄養失調と呼吸困難を起こした生後11か月の赤ちゃん(2016年10月11日撮影)。(c)AFP/ALBERT GONZALEZ FARRAN 【3月12日 AFP】国連(UN)は10日、世界が第2次世界大戦(World War II)以降最悪の人道危機に直面、4か国で2000万人以上が飢餓と飢饉(ききん)に苦しんでいると警鐘を鳴らした。 国連のスティーブン・オブライアン(Stephen O'Brien)緊急援助調整官(人道問題担当国連事務次長)は、ナイジェリア北東部、ソマリア、南スーダン、イエメンにおける「悲劇的結末」を回避するために、7月までに44億ドル(約5050億円)の緊急資金の拠出を呼び掛けた。 オブライアン氏は国連安全保障理事会(UN Security Coun
仏トワリー動物園で飼育されるサイ2頭(2002年8月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/MARTIN BUREAU 【3月8日 AFP】フランスの首都パリ(Paris)郊外のトワリー(Thoiry)動物園で、夜間に侵入した何者かによってシロサイ1頭が射殺され、角を奪われる事件が発生した。警察と同園が7日、明らかにした。 犯人は6日夜、住み込みの職員5人に気付かれることなく、正門をこじ開け、さらに少なくとも2か所の扉を破り侵入した。 殺されたのは、国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種リスト(レッドリスト)で準絶滅危惧種に指定されているミナミシロサイで、4歳の雄の「バンス(Vince)」。バンスは他にも少なくとも2頭のサイが飼育されている場所で襲われたという。 警察の報道官がAFPに明かしたところによると、6日にサイの飼育場を後にした職員が、翌7日に戻った際にバンスの死骸を発見。バンスは頭
【2月21日 AFP】アフリカ中部の国ガボンでは、象牙目的の密猟者らによるゾウの殺傷が憂慮すべきペースで続いており、国内のゾウの生息数がこの10年間で80%減少した。 米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に掲載された論文によると、聖域と考えられていた区域のミンケベ国立公園(Minkebe National Park)内で殺害されたゾウは、これまでに約2万5000頭に上っているという。 米デューク大学(Duke University)とガボンの国立公園庁(Agence Nationale des Parcs Nationaux)の研究者のジョン・ポールセン(John Poulsen)氏は「マルミミゾウについては、ガボンが世界最大の残存個体数を保持するとみられているため、これまで考えられていたよりもはるかに大きな困難に陥っていることが示唆される」と話し、「ゾウの生息
イタリア・ローマ近郊の自宅で取材に応じる学位取得数世界一のギネス記録保持者、ルチアーノ・バイエッティさん(2017年2月7日撮影)。(c)AFP/Alberto PIZZOLI 【2月15日 AFP】大学の学位取得数で世界記録を持っているルチアーノ・バイエッティ(Luciano Baietti)さん(70)は、陽気で議論好きのイタリア人男性。首都ローマ(Rome)近郊に位置するアルバーニ丘陵(Alban Hills)の町ベッレトリ(Velletri)にある小さな家と庭で日々のんびりと過ごしているが、毎朝午前3時になると教科書を取り出し、勉強を始める。 イタリア国内のさまざまな大学で取得した学士号と修士号は計15個。現在、16個目の学位に挑戦している。 バイエッティさんはAFPの取材に「本のおかげで、自由を感じることができる」と語り、「この2つの言葉の起源は同じなんだ」と、イタリア語の「本(
存命中だった2005年、シンガポールの自宅で行われたインタビューに笑顔で応じるシア・チェン・ニーさん(2005年10月7日撮影)。(c)AFP/Roslan RAHMAN 【1月16日 AFP】東南アジアで初めて心臓移植手術を受けたシンガポール人男性が15日、76歳で死去した。遺族が翌16日に発表した。術後31年以上が経過しており、移植後世界で最も長く生きた患者の一人となった。 元新聞編集者だったシンガポール人男性、シア・チェン・ニー(Seah Chiang Nee)さんの妻がAFPに明かしたところによると、シアさんは昨年7月から病院に入院しており、15日に亡くなったという。 シアさんは1985年10月12日、オーストラリアのシドニー(Sydney)で心臓移植手術を受けた。5時間半におよぶ手術では、シアさんの心臓を摘出後、死亡直後の17歳少年の心臓が移植された。 マウント・エリザベス・ノベ
オラショを唱る隠れキリシタンの子孫の(左から)大石義孝さん、川崎雅市さん、土肥栄さん。長崎県生月町で(2016年11月23日撮影)。(c)AFP/Behrouz MEHRI 【1月16日 AFP】長崎県平戸市生月町に住むコメ農家の谷本雅嗣(Masatsugu Tanimoto)さん(60)は自身をキリスト教徒だとは思っていない。教会に行くこともほぼない。ただ、谷本さんら町の人々は折に触れて祈りの言葉を唱える。 質素な着物と草履姿の谷本さんらは、自分たちの先祖に思いをはせながら、ポルトガル語、ラテン語、日本語が混ざった「オラショ」と呼ばれる祈りの歌を唱え、素早く十字を切った。谷本さんらの先祖は、17世紀に迫害を受けた「隠れキリシタン」だ。 米アカデミー賞(Academy Awards)受賞歴のあるマーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督による新作『沈黙-サイレンス-(Si
米経済誌フォーブスの2016年版世界長者番付で上位6人にランキングされた(左から)米マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏、スペインのアパレル大手インディテックス創業者アマンシオ・オルテガ氏、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏、メキシコの通信王カルロス・スリム氏、米アマゾン・ドットコム創業者ジェフ・ベゾス氏、フェイスブック共同創業者マーク・ザッカーバーグ氏(撮影日不明)。(c)AFP/DSK 【1月16日 AFP】貧困撲滅に取り組む国際NGO「オックスファム(Oxfam)」は16日、世界人口のうち所得の低い半分に相当する36億人の資産額と、世界で最も裕福な富豪8人の資産額が同じだとする報告書を発表し、格差が「社会を分断する脅威」となるレベルにまで拡大していると警鐘を鳴らした。 この報告書は、スイス・ダボス(Davos)で17日から世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)が開
アドルフ・ヒトラーの著書「わが闘争」。ドイツの首都ベルリンの図書館で(2015年12月7日撮影、資料写真)。(c)AFP/TOBIAS SCHWARZ 【1月4日 AFP】ナチス・ドイツ(Nazi)の指導者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)の著書「わが闘争(Mein Kampf)」を第2次世界大戦(World War II)後初めてドイツ国内で再出版したミュンヘン(Munich)の現代史研究所(IfZ)は3日、同著が予想外のベストセラーとなったと発表した。 ヒトラーの反ユダヤ思想などが記された同著は、2015年末で著作権の保護期間が切れたことを受け、昨年1月に注釈付きで再版されていた。同研究所によると、これまでに約8万5000部が売れたという。 再版により極右のイデオロギーが広まるのではないかとの懸念が上がっていたが、同研究所はこれを否定。その代わりに、今日の欧米社会で再び台頭
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