Image credit: 理化学研究所 理化学研究所(理研)は4月21日、高強度レーザーを使ってスペース・デブリ(宇宙ゴミ)を除去する技術を考案したと発表した。 これは理研と、フランスのエコール・ポリテクニーク、原子核研究所宇宙物理センター/パリ第7大学、イタリアのトリノ大学、カリフォルニア大学アーバイン校からなる共同研究グループによって考案されたもので、論文は宇宙工学の国際的専門誌である『Acta Astronautica』誌に掲載される予定で、それに先立ち13日にはオンライン版に掲載されたという。 発表によると、まず高強度レーザーをスペース・デブリに照射することで、その表面からプラズマが噴き出す現象(プラズマ・アブレーション)が起こる。そのプラズマが噴き出す反作用(反力)を使い、デブリの持つ速度を落とし、大気圏に再突入させるという。研究では、平均パワーが500kWのレーザービーム(パ