常磐新線(つくばエクスプレス線)を運営する首都圏新都市鉄道は3月9日、駅と車両基地を結ぶ線路を単線から複線に切り替えると発表した。 つくばエクスプレス線は秋葉原~つくば間58.3kmを結ぶ鉄道路線。「総合基地」(茨城県つくばみらい市)を名乗る車両基地は、つくばエクスプレス線の線路から離れたところにあり、守谷駅(守谷市)と総合基地を結ぶ「入出庫線」が単線で設けられている。 発表によると、3月18日に線路切替工事を実施し、翌19日の初発から複線として使用を開始する。その後も分岐器(ポイント)の撤去などの残工事が進められる。また、守谷~みらい平間の一部区間で実施されている徐行運転が入出庫線の複線化工事終了に伴い解除される。 入出庫線は2005年8月の開業時から単線だったが、この線路上で車両故障などが発生すると車両の出入りができなくなり、列車の大幅な運休など輸送障害が発生する恐れがあった。首都圏新