都市部のターミナル駅では一般的に行われている「整列乗車」。駅によっては、先発列車と次発列車、急行と各駅停車など、列車によって並ぶ位置を分けていることも多い。慣れない駅でいくつもの整列位置がホーム上に描かれているのを見て、どこに並べばいいのかと迷ったことがある人もいるだろう。 京急電鉄は4月29日から、品川駅の下り1番ホームの整列位置を大幅に変更し、従来の2種類から4種類に増やした。赤・青・緑・黒の4色に色分けされた整列位置の枠がずらりと並ぶ、一見複雑なホーム上の様子から、ネット上では「プロの利用者向け」などとも言われ話題を呼んでいるこの新方式。導入にはどんな狙いがあったのだろうか。 赤・青・緑・黒の枠がずらり 京急品川駅の1番ホームから出発する列車は、大まかに言って横浜方面行きの「快特」「特急」、羽田空港方面へ向かう「エアポート快特」「快特」「エアポート急行」、そして普通列車の3種に分けら
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