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  • ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム<ある没になったコピーの思い出>

    <ある没になったコピーの思い出> 『人材、嫁ぐ。』 これは、昔、ぼくが書いて没になったコピーだ。 当時の西武百貨店を中心にした 西武流通グループの企業広告のために書いたものだ。 そのころの一般的な企業では、 女性の働く機会というのは、 かなり限られた条件のなかにあった。 仕事を持った女性でも結婚すると 「寿退社」などと呼ばれて、 退職するのが常識のようになっていた。 企業のそういう現状があるなかで、 西武流通グループは、 結婚をして出産した女性が、 子どもに手がかからなくなってから 「再就職」のかたちで職場に復帰しやすいような 新しい人事システムを、つくりはじめていた。 このことを新聞媒体を使った 企業広告シリーズの 次のテーマにしようということで、 ぼくらの仕事はあった。 西武百貨店宣伝部の人たちと、 ぼくら制作者チームとで、何度かの打ち合わせを持ち、 ある程度表現の方向が決まってから、

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    adchange 2019/06/21
  • ライフライン。

    災害が起こったとき、ニュースでは、 「復旧の目処はたっていません」とか 「全域が復旧しました」といったフレーズが 当たり前のように告げられます。 電気、水道、ガスといった ライフラインが震災などで絶たれたとき、 それらは自動的に復旧するわけではありません。 ひとつひとつを、人が、直している。 そういうことを取材したいと思いました。 きっかけは、やはり、1通のメールからでした。 長い記事になりましたので、 時間があるときにお読みください。 担当は、ほぼ日の永田です。 昨年の4月、熊で大きな地震が起きたとき、 読者の方からメールがあって、 それがとても印象深かった。 どちらかといえば日常的な、 軽い感じで書かれたメールだった。 「昨晩、ガス会社に勤める兄から 『熊行くことになるかもしれん』 と、電話がありました。 ガス会社に勤める兄は、 震災があると家と被災地を何度も往復し、 一ヶ月以上帰

    ライフライン。
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    adchange 2018/09/07
  • 理想にたどりつくアイディア。- ほぼ日刊イトイ新聞

    ── 瀧さんの写真を見ながら、 理想にたどりつくためのアイディア‥‥ といったテーマで、 もう3時間以上、お話いただきましたが。 瀧 ええ。 ── 結果的にはうまくいったんだけど、 あれは危なかったなあ、みたいな経験も、 あったりしましたか。 瀧 長嶋茂雄さん‥‥。 ── おお。 瀧 の話、しましたっけ。 ── いえ。 瀧 長嶋さんに出ていただいた ANA(全日空)の広告だったんですが、 まず、自分以外のクリエイターが、 広告界の大御所ばっかりだったんです。 ── ええ。 瀧 TUGBOATの岡康道さんと シンガタの佐々木宏さんが組んで、 コピーライターが秋山晶さん、 アートディレクターが細谷巖さん‥‥。 ── わあ(笑)。笑っちゃうくらいの面々。 瀧 それで、出演が長嶋茂雄さんでしょう。 自分だけが、26とか27の若造で。 そのときは、 CM撮影を関西国際空港でやっていて、

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    adchange 2018/08/06
  • 理想にたどりつくアイディア。- ほぼ日刊イトイ新聞

    ── ジャンルを横断して活躍されている 瀧さんですけど、 映画というのは、ある種独特ですか? つまり、是枝裕和監督の映画の撮影は、 他のどの仕事とも、 ちがうんじゃないかなと思うんですが。 瀧 ちがうかどうか‥‥わからないですが、 自分は写真家だという意識は、 いまだに強いんです、自分のなかでは。 ── 是枝監督からのオファーなんですよね。 瀧さんの撮る画がほしい、という。 瀧 そうなんですが、映画についていうと、 まだ素人という意識が強くて、 プロフィールには「職業・写真家」としか 書いていないんです。 ── え、もう3も撮ってらっしゃるのに。 でも、3目の『三度目の殺人』では、 瀧さんの提案で、 映画の画面サイズを変えたんですよね。 瀧 はい、シネスコサイズにしました。 ── シネスコサイズ。 瀧 昔のアメリカ映画に多いんですが、 一般的な「ビスタサイズ」に比べると、

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    adchange 2018/08/05
  • 理想にたどりつくアイディア。- ほぼ日刊イトイ新聞

    ── 瀧さんがこれまでに撮影してきた 広告・CM・映画・作品を抜粋した 『CROSSOVER』は、 何というか、すごい存在感のです。 「あー、知ってる!」という写真が たくさん出てきますし、 何よりその「物量」に圧倒されます。 瀧 たくさん撮りました(笑)。 ── しかも、ここに掲載されている写真は、 全作品の10%くらいだと‥‥。 瀧 みたいですね。 ── 瀧さんは、これだけ写真を撮っていると、 似たような写真にならないよう、 苦労したりとかも、するんじゃないですか。 瀧 ええ、ちょっと油断したら、 過去の自分の模倣になってしまいますね。 あ、こんなの前にも撮ったかも‥‥って。 ── その意味で言うと、 自分らしさを出せたはじめての写真って、 どのあたりなんでしょう。 瀧 としまえんプール‥‥ですね。 ── 即答。それは、どういう点で? 瀧 僕は藤井保さんという写真家につ

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    adchange 2018/08/04
  • 理想にたどりつくアイディア。- ほぼ日刊イトイ新聞

    ── 松任谷由実さんのジャケ写のときに お金のお話が出ましたが、 瀧さんの広告のお仕事といいますと、 潤沢な予算があるんだろうなと、 勝手に、思ってしまっていたんです。 瀧 そうでないときも、ありますよ。当然。 ── そうですよね。細かい「やりくり」が、 見え隠れしているというか。 瀧 ミスチルのジャケットを撮ったときも、 いろいろと工夫しました。 タイトルが『HOME』だったので、 実際の家族の家系図を プールでつくろう、というところから スタートした企画なんです。 ── はい。プールで。 瀧 いろんな家族を、 いろんな場所で撮影してるんですけど、 メインとなるヴィジュアルは、 やっぱりプールがいいなということで。 プールに何か意味があるわけじゃなく、 キャッチーだし、 みずみずしいイメージになりますから。 ── なるほど。 瀧 でも、そこに日人の家族を並べても、 何だろう、

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    adchange 2018/08/03
  • 理想にたどりつくアイディア。- ほぼ日刊イトイ新聞

    ── こちらの写真も、非常に目を引きますね。 瀧 松任谷由実さんのCDのジャケットです。 タイトルは『宇宙図書館』です。 ── あ、だから、棚がぐにゃーっと。 瀧 アートディレクターの森千絵さんの中に、 「時空の歪んだ図書館」 というイメージが、最初にあったので‥‥。 ── ええ。 瀧 実際に、こういう棚をつくったんです。 ── え? 瀧 つくったんです、この棚。 ── つくったんですか! これでさえも合成じゃないんですか‥‥。 瀧 ただ、予算の限りもありますので、 棚に並んでいるは、物じゃなくて。 ── と、言いますと。 瀧 棚のなかのについては、 松任谷由実さんの行きつけの屋さんで、 の背表紙を撮らせてもらったり、 資料庫のを撮ったりして 膨大な数のの背表紙を集めました。 その写真を紙に出力して貼ってるんです。 ── なるほど。 で、中心をぐにゃっ

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    adchange 2018/08/02
  • 理想にたどりつくアイディア。- ほぼ日刊イトイ新聞

    ── 次に、ラフォーレ原宿の 「GRAND BAZAR 2015 WINTER」 について、お願いします。 あのラフォーレ原宿のでっかいビルに、 「ババーン!」出ていた光景、 とっても印象的で、よく覚えています。 瀧 この場合も、ラフスケッチの段階から ほぼできあがっていて、 「赤いラインを、女性が跳び越えている」 というイメージは固まっていました。 アートディレクターの矢後直規さんの 頭のなかでは。 ── ええ。 瀧 でも、それって、イメージはできるけど、 写真に撮ろうとすると難しい。 実際に跳んだ場面を撮っても、 スポーツ写真みたいになっちゃうんです。 ── 絵に描くのとは、別の難しさがある。 瀧 単純に、跳んだ瞬間を撮っても、 ここまで構成的な写真にはならないです。 この女の人もハイヒールを履いてますし、 髪の毛だって、こんな感じだし。 ── 実際、この女の人は、 このようなヘ

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    adchange 2018/08/02
  • 理想にたどりつくアイディア。- ほぼ日刊イトイ新聞

    ── 瀧さんの広告の仕事の写真には、 完成形からは ちょっと想像できない創意工夫が 凝らされている場合があると、 たしかなスジから聞いていまして。 瀧 大げさなことではないんですけど。 ── きっと瀧さんは、 「こんなことして撮ってるんです!」 と声高におっしゃるタイプでは ないと思いますので‥‥ 今日は当にありがとうございます。 瀧 いえいえ。 マニアックな話になってしまったら、 すみません(笑)。 ── ではまず、多くの広告賞を受賞した 「世界卓球 2015」の写真のお話から、 お聞かせいただけますか。 瀧 これは、たしか当時まだ20代だった 電通の上西祐理さんが、 アートディレクションした広告です。 当初、イラストでいくか写真でいくか、 迷ってらっしゃったようですが、 僕のところに来た段階では 「絵のようにグラフィカルなんだけど よく見たら写真、 みたいなヴィジュアルにし

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    adchange 2018/07/31
  • 理想にたどりつくアイディア。- ほぼ日刊イトイ新聞

    ── 引き続き「世界卓球 2015」について うかがっていきたいのですが、 こちらのカットにも、何らかの工夫が? 瀧 影がニセモノなんです。 ── 影というと‥‥球の後ろに見えている影が。 瀧 はい。 ── ニセモノ? 瀧 見た目ちょっとわかりにくいですけど、 この写真は、 垂直に立てた白いアクリル板の手前に ボールを吊って撮影しています。 影のように見えているのは、 黒い楕円をプリントした印画紙なんです。 それをアクリルの裏から貼りつけてます。 ── え、この影は紙でしたか! まるで、物の影のように見えますが‥‥ じゃ、このボールの「物の影」は? 瀧 別のところに、落ちてます。 写真には写らない場所に、落としました。 ── なぜ‥‥そこまで手の込んだことを? 瀧 実際の影は、ここまで黒く写らないんです。 もっと薄い‥‥グレーになっちゃうんです。 ── つまり、それだけのため

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    adchange 2018/07/31
  • HOBONICHI の TOBICHI - ほぼ日刊イトイ新聞

    糸井重里が主宰するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」のお店のページです。「店舗」であり「ギャラリー」であり「イベント会場」である「TOBICHI」では、いつもおもしろいことが、ハングリーに行われています。

    HOBONICHI の TOBICHI - ほぼ日刊イトイ新聞
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    adchange 2018/07/27
  • ほぼ日刊イトイ新聞 - 社長に学べ! - 任天堂社長 岩田聡

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    adchange 2018/01/19
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