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ブックマーク / dain.cocolog-nifty.com (2)

  • 最高のライトノベル『この恋と、その未来。』───ただし完結するならば

    恋とは、求めるものを投影した相手に惚れてから幻滅するまでのわずかな期間のことを指すか、または一生醒めない夢を見続けることだ。従って、叶った恋は恋でなくなるから、ホントの恋は片想いになる。「この恋」を、ずっと大事にしていきたいのなら、決して明かしてはならないし、露ほども表にしてはならない。そのためには、嘘でもいいから彼女をつくり(そのコにとってはいい迷惑だ)、周囲を騙し、自分を偽る。恋の質は、秘めた幻なのだ。 だが、そんなことできるわけがない。自分も相手も、若いんだし、若いということは、変化することなんだから。心はそのままでいたいと願っても、体は変化する。男は男の体に、女は女の体に。見た目だって、匂いだってそうなってくる。欲を求める自分の肉が、おぞましいものに見えてくる。変化に抗って、「この恋」をそのままに留めるには、すごい力を必要とする。恋は常に現在形である。「この恋」を、そこに留めてお

    最高のライトノベル『この恋と、その未来。』───ただし完結するならば
    adderkun
    adderkun 2016/06/27
  • コピーが経済を回す『パクリ経済』

    結論を一言にすると、「イミテーションはイノベーションを加速する」。 模倣が創造を促すといえばその通りだろう。だが、世間一般の通念は違う。音楽や映像、書籍や製薬などの業界を見る限り、著作権や特許権でコピー禁止の「常識」が形作られている。クリエイターの努力が簡単にコピーしていいのなら、誰もわざわざ新しいものを創ろうとしなくなり、最終的にはその産業が壊滅してしまうという懸念が背景にある。 書はこの「常識」に異議申し立てをするものだ。ファッション、アメフト、料理、金融、音楽といった分野に目を向け、コピーがイノベーションを促進しているだけでなく、成長の鍵となっている証拠を次々と指摘する。この事例が面白い。単なる反証ではなく、それぞれの歴史的経緯を踏まえながら、どのように折り合いをつけてきたかを解き明かす。 たとえばファッション。メジャーブランドが新作を発表すると、すぐさま模造品が出回るが、そうした

    コピーが経済を回す『パクリ経済』
    adderkun
    adderkun 2016/02/29
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