18日投開票の兵庫県知事選について、毎日新聞は10日、県内の有権者を対象にインターネット調査をし、取材で得た情報と合わせて情勢を探った。いずれも無所属新人の5人が立候補しており、元大阪府財政課長の斎藤元彦氏(43)=自民党、日本維新の会推薦=が一歩リードし、元兵庫県副知事の金沢和夫氏(65)が追う展開。回答者の4割強が投票態度を決めておらず、情勢は変わる可能性がある。 斎藤氏は推薦を受ける維新支持層の6割に浸透する一方、自民支持層の支持は4割となっている。金沢氏は党本部の方針に反発した自民党県議団の支援を受けているものの、自民支持層の支持は2割にとどまり、保守分裂選挙の影響が出ている。一方、立憲民主党支持層の5割を固めている。両氏とも公明党支持層の一部から支持されているが、無党派層を取り込めていない。