民主党の渡部恒三党最高顧問は26日、2011年度予算案と予算関連法案について、菅首相の退陣と引き換えに成立させる手法もあり得るとの考えを示した。 渡部氏は「自民党の竹下内閣は『とにかく予算を通してくれ。成立したら竹下首相は退陣する』と言って、本当に退陣した。政治に携わる者は、民主党よりも菅首相よりも、速やかに予算と関連法案を通し、国民生活を最優先に考えなくてはならない」と都内で記者団に語った。ただ、渡部氏は、「民主党議員は国会で菅首相に投票したのだから、首相が『やろう』と言っている限り、守るのがルールだ」とも語った。