東日本大震災によって線路やホームが被害を受けたひたちなか海浜鉄道(茨城県ひたちなか市)は、23日に全線で復旧することになった。同鉄道が14日、発表した。 ひたちなか海浜鉄道は震災を受け、勝田-阿字ケ浦間の全線14.3キロが運休。代行バスで対応していたが、6月25日に那珂湊-中根間が仮復旧、7月3日には勝田-平磯間で運行再開にこぎつけた。残る平磯駅前-阿字ヶ浦の3区間も復旧工事が完了する見込みがつき、全線復旧が決まった。運行本数も震災前と同様の平常通りに戻すという。 また同鉄道では30日に那珂湊駅などで全線復旧を記念したイベントを予定。レトロ車両の連結やレアグッズ販売などを計画しており、運行再開までの支援に感謝するイベントにしたいとしている。【江刺弘子】