俳優・黒部進さん「何が善で何が悪かを考えさせた」 「ウルトラマン」のテレビ放送が1966年7月17日に始まって、間もなく半世紀となる。初代ウルトラマンに変身するハヤタ隊員を演じた俳優、黒部進さん(76)が毎日新聞のインタビューに応じ、地球の未来を担う子供たちに「たくさんの困難に遭っても、夢を持ち続けてほしい。自分の中の光るものを見つけ出して、前に進んで行こう」とメッセージを送った。 黒部さんは26歳の時、過去の特撮作品での実績を買われハヤタ隊員役に指名された。巨大ヒーローと怪獣が戦うという前例のない作品世界に戸惑いながら、作り上げたヒーロー像は「快活、クレバー、敏捷(びんしょう)で格好いい存在」だった。迫真の演技は、当時の放送や後年の再放送を見た子供に大きな影響を与えた。