2月3日の節分を前に、香川の「うどん県巻」や大阪では「イカ焼きの海苔(のり)巻き」と、今年もさまざまな恵方巻きが登場した。もう巻き尽くしたのではと思われる業界で、異彩を放つのが、昆虫を丸ごと味わおうという1本だ。 高田馬場駅(東京都新宿区)近くの居酒屋「米とサーカス」が3日に販売する「虫恵方巻き」。タイワンツチイナゴ、カイコ、ハチノコの三種類の虫を具材に、太巻きの胴体にはイナゴの脚を刺して、見た目も虫のような仕上がりになっている。 今年の恵方は「北北西」だ。方角を確認し、いざかぶりつこうとすると、すし飯からひょっこり顔を出したイナゴと目が合う。勇気を出してほおばると、カリッとしたイナゴの香ばしさと、ハチノコの甘みが口の中に広がる。かめばかむほどカイコの苦みも混ざり、深い味になっていく。初めての昆虫料理に、取材の前日からどきどきしていたが、すんなり受け入れることができた。 店のオープンは6年
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