新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出自粛の影響で交通量が減る一方、愛知県では今月、交通事故で死亡した人が、すでに去年の同じ月を上回っています。特に単独事故による死者が多くなっていることから、警察はスピードを出し過ぎるケースがあるとみて取締りを強めています。 月別では、今月に入って27日までの死者が17人と最も多く、すでに去年4月の1か月間を上回っていて、特に単独事故による死者が多いほか、道路を横断中に、車にはねられて死亡する人も目立つということです。 人身事故全体では、去年4月より900件余り少なくなっていることから、事故全体の件数が減る一方、重大事故が目立つ結果となっています。 警察は、新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で車や歩行者が減ったため、スピードを出し過ぎたり、周囲への注意が散漫になったりしているケースがあるとみて、取締りを強めています。