ペンタックスは9日、一部報道どおりにHOYAとの経営統合の中止を計画していることを認めた。ただし社長辞任等についてはコメントを避けた。 ペンタックスとHOYAは2006年12月に、経営統合の基本合意を結んだ。しかし一部報道によると、ペンタックスの取締役会が「HOYA株1株につきペンタックス株0.158株」の合併比率や、HOYAの鈴木洋CEOが統合後にカメラ事業を売却する可能性を明らかにしたことに不満を示した。 HOYAはこれを受けて6日、ペンタックスとの統合手法の選択肢に株式公開買い付け(TOB)を加えたが、取締役会による正式な決定に至っていないと発表した。TOBを選択肢に加えた理由をHOYAでは「経営統合に関し、ペンタックスと取引先各社との話し合いがスムースにいかないことや、ペンタックスより合併比率についての話もあった。ペンタックスの株主にプレミアムをお渡しできるよう、TOBを選択肢に加