■ ワールドコンに参加して、自分のSFに対する立ち位置を確認した 結論から言うと、「あぁ、おれって単なるコンシューマ(消費者)なんだな」ってことなんだけど。 スタッフの一人として準備に関わり始めて、実行委員会のあまりの属人性の高い運営体制にめまいがしたものだが、それでも誰一人欠けることなく*1ちゃんと成功裡に終わったんだから、スタッフのモチベーションの高さは賞賛に値するだろう。なにしろ、スタッフだからといって参加費免除なんて甘い話はないし、主要スタッフは何年も前から招致のために奔走していたのだ。仕事や家庭にはらった犠牲は想像を絶する。 で、おれはと言うと、準備に関わり始めたのがたったの2ヶ月前からだし、有名作家に会える(機会が多い)とかそういう「役得」にはぜんぜん興味がないこともあって、古参スタッフとの温度差はなんとしても埋めがたい。だから、ちょっと引いた位置でワールドコンを見ていた。 端