大画面テレビとWiiを家庭のリビングに設置すると、リビングでの家族間のコミュニケーションが活発になる――電通総研が中心となり、家族の新しいライフスタイルを研究するために発足した「家ナカ研究会」が11月19日、実験を基にした調査結果を発表した。 実験は、両親と小学生以上の子どもがいる家族で、子ども部屋があり、アナログテレビを利用し、Wiiを持っていない──といった条件を満たした5家族(1家族の人数は3人~5人)を対象に実施した。 普段通りに過ごす1週間と、42V型の大画面テレビとWiiを設置した1週間、Wiiとテレビを撤去した1週間の計3週間にわたり、家庭内に設置したビデオカメラの観測結果やインタビューから、家族コミュニケーションの変化を見た。 大画面テレビの設置前と設置後では、リビングに人がいる割合、滞在人数、テレビの電源をつけている割合などが上昇した。平日午後6時~午後11時、土日は午前