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  • 岩波ホールの閉館に考える:続き - そして、人生も映画も続く

    岩波ホールが制度面でほかのアート系映画館とはかなり違うことを知っている人は少ない。まず、あの映画館では都内で同じ作品をほかの映画館で上映することを許さない。もともとミニシアターは「単館系」と言われたぐらいで、各地で1か所しか上映しないものだった。 1990年代前半までそれが続いたが、それが壊れたのは『さらばわが愛 覇王別姫』(1993)年からだと聞いたことがある。その頃から渋谷(ル・シネマなど)と銀座(シネ・スイッチやシャンテ)の「2館取り」、場合によっては新宿(武蔵野館など)を加えた「3館取り」が始まった。もちろんそれは買付金額が高騰したからその回収のためだが、岩波ホールはほかでの同時上映を認めなかった。 岩波ホールでは近所のレストランなどのCMも一切流さない。あるいはほかのアート系映画館と予告編の交換もしないので、あそこでやる映画の予告編しか流れない。お互いに無料で上映しあうほうが、双

    岩波ホールの閉館に考える:続き - そして、人生も映画も続く
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    advblog 2022/01/23
  • 岩波ホールの閉館に考える - そして、人生も映画も続く

    7月末で岩波ホールが閉館になる、というニュースが先日流れた。新聞やテレビでも大きく扱われ、ネット上にもそれを惜しむ声が溢れている。これまでにもつぶれた映画館は数限りないが、これほどの話題になったことはあまりないのではないか。 報道やネットの書き込みを見ると、岩波ホールがなければ見られなかった映画がたくさんあった、映画文化の砦がなくなる、といった惜しむ調子が多い。確かにそれはそうだけれど、40年間映画を見続けてきた者としてはちょっと違和感もある。 まず、昔ほど岩波ホールはアート系映画の中心ではなくなっていた。かつて「ミニシアター」と呼ばれた「アート系映画館」の始まりは1981年のシネマスクエアとうきゅう(新宿)であり、82年のユーロスペース(渋谷)、83年の六木シネヴィヴァンが続いた。さらに80年代後半にシネマライズ(渋谷)、アップリンク(渋谷)、日比谷シャンテ、ル・シネマ(渋谷)などが続

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    advblog 2022/01/22
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