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ブックマーク / www.kyoto-u.ac.jp (16)

  • ベニガオザルで「死亡個体との交尾行動」を野生霊長類で初めて記録―霊長類の死生観の解明に迫る極めて貴重な観察事例―

    動物にとって、個体の「死」は避けることができない現象です。動物は、仲間の「死」に直面した時に、どう振る舞い、どのような影響を受け、それとどう向き合うのでしょうか。こうした動物の死生観を明らかにするのが死生学です。 この度、豊田有 野生動物研究センター特任研究員(兼:日学術振興会国際競争力強化研究員)、松田一希 同教授らの研究グループは、野生の霊長類としては初めてとなる死亡個体との交尾行動をタイ王国に生息するベニガオザルで観察しました。ベニガオザルは、名前のとおり赤い顔が特徴的な、体格の大きなオナガザル科マカク属の霊長類で、インド・中国・タイ・ベトナム・マレーシアなど、アジア地域に局所的に生息しています。近年は森林伐採や土地開拓によって数少ない生息域が消滅・分断化され、絶滅の危機に瀕しています。生息域が局所的な上、切り立った崖の多い岩山を好んで生息するために、種の科学的な調査は難しく、こ

    ベニガオザルで「死亡個体との交尾行動」を野生霊長類で初めて記録―霊長類の死生観の解明に迫る極めて貴重な観察事例―
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    advblog 2024/05/22
  • 新型コロナウイルス感染症に関する本庶佑 高等研究院副院長・特別教授の声明文

    庶佑 高等研究院副院長・特別教授の見解と称する最近の一部の海外報道が誤解を招くため、学は庶 副院長・特別教授 による声明文を下記のとおり掲載します。 _____ 新型コロナウイルス感染症の世界的流行によって、苦痛と経済的損失を受け、前例がないほど世界中が苦しんでいるさなかに、私と京都大学の名前が、偽の告発と誤った情報を拡散するために使用されていることに、私は非常に驚いています。 現在は、私たち全員が、とりわけ科学研究の最前線で全力を尽くしている人々が、この共通の敵と戦うために協力すべき時です。私たちは、友愛なる人々の生命を守るために努力し、一瞬たりとも遅れを取ることは許されません。私たちのあらゆる努力を、病気を治療し、悲しみが今以上に広がることを防ぎ、新たなる時代への計画を立案することに傾注しなくてはならないのです。そうした時であるにもかかわらず、このように当該疾患の起源に関して根も

    新型コロナウイルス感染症に関する本庶佑 高等研究院副院長・特別教授の声明文
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    advblog 2022/02/04
  • ブッダで悩みを解決、仏教対話AI「ブッダボット」の開発 -伝統知と人工知能の融合-

    熊谷誠慈 こころの未来研究センター准教授、古屋俊和 Quantum Analytics Inc. CEOらの研究グループは、現代人の悩みや社会課題に対して仏教的観点から回答する仏教対話AI「ブッダボット」を開発しました。 Googleの提供する「BERT」というアルゴリズムを応用し、最古の仏教経典『スッタニパータ』から抽出したQ&Aリストを機械学習させた結果、精度には課題があるものの、ユーザーからの質問に対して文章の形で回答できる状態になりました。 日における仏教離れの原因は、しばしば葬式仏教などと揶揄されるように、仏教が形骸化してしまったためだと考えられます。仏教が復興するためには「幸せになるための教え」という仏教来の役割を取り戻す必要があるでしょう。 技術は、学術研究や仏教界のみならず、メンタルヘルスやコンサルティング、教育産業などの分野への応用も期待されます。また、JST(科学

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    advblog 2021/03/26
  • 京都大学とGoogle Cloudは、医学研究科および医学部附属病院等のデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する協定を締結しました。(2021年1月15日)

    京都大学とGoogle Cloudは、医学研究科および医学部附属病院等のデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する協定を締結しました。(2021年1月15日) 学とGoogle Cloudは、医学研究科および医学部附属病院等のデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する協定を締結しました。 この戦略的な協定は、同研究科の医学研究と同院における医療サービスを、Google Cloudが提供するサービスを活用してさらに発展させることを目指しています。学が誇る優れた医学・医療の知見とGoogle Cloudのスマートなデータ分析ソリューションやAIの融合によって産み出されるであろう新たなサービスを世界に提供することを通じて、医学・医療分野のデジタルトランスフォーメーションを推進し、地域・日・アジア・世界の医療の向上に貢献することを目指します。 一例として、同研究科および同院では、

    京都大学とGoogle Cloudは、医学研究科および医学部附属病院等のデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する協定を締結しました。(2021年1月15日)
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    advblog 2021/01/21
  • 一方向にのみ電気抵抗がゼロとなる超伝導ダイオード効果を発見 -エネルギー非散逸な電子回路の実現に向け期待-

    小野輝男 化学研究所教授、安藤冬希 同博士課程学生(研究当時)らの研究グループは、柳瀬陽一 理学研究科教授、荒川智紀 大阪大学助教らと共同で、非対称構造を有する超伝導人工格子において、一方向にのみ電気抵抗がゼロとなる超伝導ダイオード効果を初めて観測しました。 ダイオードとは、順方向に電流をよく流す一方で逆方向にはほとんど流さない特性を持つ素子であり、整流器・混合器・光検出器など数多くの電子部品に半導体ダイオードが利用されています。しかし、半導体の電気抵抗はゼロでない有限の値を持つため、各部品におけるエネルギー損失の問題が避けられません。そこで、半導体ではなく電気抵抗ゼロの超伝導体にダイオードの特性を付与すること、即ち超伝導ダイオードの実現が望まれていました。 研究では、ニオブ(Nb)層、バナジウム(V)層、タンタル(Ta)層から構成される非対称構造を有した超伝導人工格子において、臨界電流

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    advblog 2020/08/23
  • 乾癬の原因が表皮中の物質にあることを解明 -新しい治療の標的は皮膚の表面にある-

    京都大学の皮膚科学では乾癬の新しい治療標的を見つけました。当時大学院生だった松玲子さんが中心となり、皮膚の表面の細胞にTRAF6という物質がない動物では乾癬という皮膚の病気にならないことを明らかにしました。乾癬の患者さんは世界に1億人以上いると見つもられていて、現在の治療の課題を克服できる新薬の開発に希望をもてます。 概要 乾癬の患者数は世界人口の約3%と非常に多く、近年、抗TNFα抗体など免疫の働きを抑える抗体を永続的に注射する治療が効果を上げていますが、治療費が高額であり、また使用中に抗体が効かなくなる患者の割合が2、3割にのぼる場合もあるため、新しい安価で安全な治療が求められています。 研究グループは、皮膚の表面の表皮という部分に細胞内シグナル伝達物質「TRAF6」のないマウスは、乾癬にみられるような免疫の働きがおこらず、乾癬を発症しないことを発見しました。さらに、このマウスの皮

    乾癬の原因が表皮中の物質にあることを解明 -新しい治療の標的は皮膚の表面にある-
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    advblog 2018/08/17
  • 京大オリジナル株式会社を設立しました。(2018年6月1日)

    このたび京都大学は、指定国立大学法人のみが出資可能な子会社として京大オリジナル株式会社を2018年6月1日付けで設立しました。 京大オリジナル株式会社は、研究成果として得られた京大の「知」を産業界/社会に発信し、その社会的価値を最大化するとともに、対価として得た収益によって研究環境を整備し、さらなる京大の「知」創出の基盤を築く役割を担う会社です。 同日の記者発表では、阿曽沼慎司 理事(産官学連携担当)より産官学連携の「京大モデル」の概要と意義、および京大オリジナル株式会社設立までの経緯と、「京大モデル」における役割について説明がありました。続いて、宮井均 京大オリジナル株式会社代表取締役社長より、新会社の概要、事業内容について説明がありました。 京大オリジナル株式会社は、産官学連携を取り巻く昨今の大きな環境の変化を受け、研究者と産業界/社会の間に立ち、プロデューサー、コーディネーター、コミ

    京大オリジナル株式会社を設立しました。(2018年6月1日)
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    advblog 2018/06/08
  • 1量子ビットしか使えない「弱い」量子コンピューターでも、古典コンピューターより「強い」ことを証明しました

    現在、世界中で多くの研究者が量子スプレマシーの実現にむけて研究を行っています。研究は、それらの理論的基盤を整備するものであり、今後の量子計算の理論的、実験的研究の発展に大きく寄与すると期待できます。また、量子スプレマシーの研究は、単に古典に対する優位性を示すだけでなく、有用な量子アルゴリズムの開発につながることも目指しています。one-clean qubitモデルを使った高速な量子アルゴリズムを開発するのは、今後の重要な課題です。 研究成果のポイント 実質的に1量子ビットしか使えない「弱い」量子コンピューターが、古典コンピューターよりも「強い」のかどうか不明であった。 そのような弱い量子コンピューターが、ある場面では古典コンピューターより高速であることを計算量理論的基盤に基づいて証明した。 現在、世界中で進んでいる量子スプレマシー研究の理論的基盤を整備する結果であり、当該分野の研究をさ

    1量子ビットしか使えない「弱い」量子コンピューターでも、古典コンピューターより「強い」ことを証明しました
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    advblog 2018/05/19
  • iPS細胞から血液脳関門モデルの作製に成功 — 京都大学

    山水康平 iPS細胞研究所(CiRA=サイラ)特定拠点助教、山下潤 同教授らの研究グループは、ヒトiPS細胞から血液脳関門(物質が血中から脳内へ入るのを制限している脳毛細血管)のモデルを作製することに初めて成功しました。今後、このモデルを用いることで、血液脳関門の機能やアルツハイマー病などの神経変性疾患と脳血管の関連についてのさらなる理解や薬の開発に役立つことが期待されます。 研究成果は、2017年2月24日午前2時に米国の科学誌「Stem Cell Reports」でオンライン公開されました。 研究では、これまで有効なモデルのなかった血液脳関門のヒトモデルを iPS 細胞から作製することに成功しました。 血液脳関門は中枢神経薬の脳への低透過性に寄与しており、今後、モデルを応用して創薬スクリーニング系を確立 することで、より効率的な薬の開発に貢献できると考えられます。また、血液脳関門

    iPS細胞から血液脳関門モデルの作製に成功 — 京都大学
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    advblog 2017/02/28
  • 認知行動療法、深刻なうつにも効果 -重いうつにも投薬以外の治療選択肢を示唆-

    古川壽亮 医学研究科教授、田中司朗 同准教授、Erica S. Weitz アムステルダム大学博士課程学生らの研究グループは、比較的重いうつ病の治療を対象に行われたランダム化比較試験(薬剤などの治療効果がどの程度あるのかを、研究者や対象者の意図を排除して測定する試験手法)の中で、認知行動療法が重度のうつ病の場合でも、軽度のうつと同程度に効果があることを発見しました。 研究成果は2017年1月19日に、英国王立精神医学会発行の学術誌「The British journal of Psychiatry」に掲載されました。 うつ病に対する有効な精神療法として認知行動療法が注目されています。しかし、これまで認知行動療法の効果は、無治療群との比較で検討されることが多く、これでは過大評価されてしまう懸念がありました。それを、抗うつ薬の場合と同様、プラセボ投与群(一見薬と区別は付かないが有効成分が含ま

    認知行動療法、深刻なうつにも効果 -重いうつにも投薬以外の治療選択肢を示唆-
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    advblog 2017/01/30
  • ビッグデータの解析で薬の副作用予測がほぼ100%可能に — 京都大学

    江谷典子 医学研究科特定研究員は、薬剤やその副作用、疾患の原因となる遺伝子などのビッグデータを解析することで、副作用をほぼ確実に予測できるとの研究成果を発表しました。加えて、既存の薬剤の中で、元々のターゲット以外の疾患に効果を発揮する可能性があるものについての予測も行い、いままで治療薬が公開されていない疾患に対して300件以上の候補を発見しました。 研究成果は8月7日、Springer社の学術雑誌Journal of Big dataに掲載されました。 将来的にはプログラムを半導体チップへ組み込んだ、システム・オン・チップという技術を用いることで、セキュリティ強化ができると思います。同時にデータ 処理も高速化できるため、今回のようなビッグデータを用いた予測を手軽に行うことができるようになるでしょう。ビッグデータの解析や活用が、より幅広い分野で用いられることを期待しています。 概要 ビッグ

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    advblog 2016/01/25
  • 幸福の神経基盤を解明

    佐藤弥 医学研究科特定准教授らの研究グループは、主観的幸福の神経基盤について、脳の構造を計測する磁気共鳴画像(MRI)と幸福度などを調べる質問紙で調べました。その結果、右半球の楔前部(頭頂葉の内側面にある領域)の灰白質体積と主観的幸福の間に、正の関係があることが示されました。つまり、より強く幸福を感じる人は、この領域が大きいことを意味します。また、同じ右楔前部の領域が、快感情強度・不快感情強度・人生の目的の統合指標と関係することが示されました。つまり、ポジティブな感情を強く感じ、ネガティブな感情を弱く感じ、人生の意味を見出しやすい人は、この領域が大きいことを意味します。こうした結果をまとめると、幸福は、楔前部で感情的・認知的な情報が統合され生み出される主観的経験であることが示唆されます。主観的幸福の構造的神経基盤を、世界で初めて明らかにする知見です。 研究成果は、2015年11月20日に

    幸福の神経基盤を解明
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    advblog 2015/11/21
    誰の生き霊かと思った
  • 稲盛和夫 京セラ名誉会長・稲盛財団理事長、山内溥 任天堂相談役への名誉フェロー称号授与式を行いました。(2013年8月28日)

    ホーム 稲盛和夫 京セラ名誉会長・稲盛財団理事長、山内溥 任天堂相談役への名誉フェロー称号授与式を行いました。(2013年8月28日) このたび、稲盛和夫 京セラ名誉会長・稲盛財団理事長および山内溥(ひろし) 任天堂相談役に、京都大学名誉フェローの称号を授与することを2013年7月23日に決定し、同年8月28日に授与式を行いました。 学では(1)学の国際交流に寄与した功績が特に顕著である者、(2)学に教職員、学生等で所属または在学した者であって、特に優れた業績により国内外で高い評価を受けた者、(3)学の運営および経営に特に顕著な貢献があった者等で、学において顕彰することが適当と認められる者には、名誉フェローの称号を授与することができるとしています。 2013年4月15日には、アウン・サン・スー・チー ミャンマー国民民主連盟議長に学第1号となる名誉フェローを授与したところです。

    稲盛和夫 京セラ名誉会長・稲盛財団理事長、山内溥 任天堂相談役への名誉フェロー称号授与式を行いました。(2013年8月28日)
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    advblog 2013/09/01
  • 503 Service Unavailable | 京都大学

    サーバは一時的にサービスを提供することができません。 時間を置いて再度アクセスしてください。 The server is temporarily unable to service your request due to maintenance downtime or capacity problems. Please try again later.

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    advblog 2013/01/23
  • 国際シンポジウム「人種神話を解体する」

    「人種」は、生物学的概念としての有効性は今や否定されていますが、今日でも社会的には根強く存在します。シンポジウムでは、国内外からさまざまな分野の研究者を招いて人種神話を解体することを試みます。これまでの人種研究は環大西洋地域の経験に偏重するものでしたが、シンポジウムは日・アジアの経験を重視しながら「見えないもの」「曖昧な存在」「はざまの領域」に光を当てることにより、人種研究の新たな地平を拓くことを目指します。 日時 2012年12月15日(土曜日) 13時30分~18時15分 2012年12月16日(日曜日) 9時30分~16時45分 会場 国立京都国際会館(市営地下鉄烏丸線「国際会館駅」下車すぐ) (アクセス:http://www.icckyoto.or.jp/access/access.html) 申し込み 参加ご希望の方は、ウェブサイトからお申し込みください。 ※ 申し込みが1

    国際シンポジウム「人種神話を解体する」
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    advblog 2012/11/15
  • 連想エンジンがひらめき思考を代行する発想支援ソフトを開発

    稲垣 耕作情報学研究科准教授らの研究グループは、京都大学発ベンチャーのAIセンチュリー株式会社(所在地:京都市)とともに、発想支援ソフト「アイデア革命」を開発しました。 この「アイデア革命」は、今西錦司氏のグループで生まれたカード式発想支援法(川喜田二郎氏のKJ法、梅棹忠夫氏の京大式カードが有名)の伝統を引き継いだ京大式のカード型発想支援法「ハイパーマップ法」を採用し、人間のひらめき思考を代行することが可能になりました。 <概要> このたび京都大学発ベンチャーのAIセンチュリー株式会社(京都市)とともに、発想支援ソフト「アイデア革命」を開発しました。今西錦司氏のグループで生まれたカード式発想支援法(川喜田二郎氏のKJ法、梅棹忠夫氏の京大式カードが有名)の伝統を引き継いだ京大式のカード型発想支援法で、「ハイパーマップ法」と呼びます。 アイデア革命の採用するハイパーマップ法は、インターネットの

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    advblog 2007/09/21
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