内閣府は「自殺対策に関する意識調査」を発表した。類似の調査では、「こころの健康(自殺対策)に関する世論調査」があるが、回答者の自身の経験や見方を細かく聞いた調査は今回が初めて。 若い世代や不安定な雇用に置かれた人に、「自殺願望」を持った人が多いことがわかった。また、自殺サイトを「規制すべき」との声も多いが、実際にアクセスしている人は約2%だったことも明らかになった。 調査(5月16日発表)は全国の20歳以上の男女3000人が対象。調査時期は2008年2月21日から3月9日まで。回収率は60.3%。調査方法は、調査員による留置法(封筒による密封回収)。 周囲に自殺した人がいるのは3人に1人 「周りに自殺した人がいる」と回答したのは34.7%で、3人に1人は自殺で亡くした家族や友人らがいることがわかった。 内訳は、「同居の親族(家族)以外の親族」11.1%、「友人」9.1%、「職場関