人口の増加が続く成長都市である福岡市は、若者が多く、住みやすいだけでなく、ケーキ店をはじめとする洋菓子店も多い、全国有数の〝スイーツ激戦区〟でもあります。なぜ、福岡市にケーキ店などの洋菓子店が多いのでしょうか? 福岡・博多の食文化の歴史も振り返りながら、謎解きに挑みます。 ケーキ店の人口比1位、洋菓子店で同2位。全国有数の〝スイーツ激戦区〟福岡市 ケーキ店の人口比で第1位、洋菓子店舗で同第2位――。福岡市が全国20政令指定市に東京都区部を加えた21大都市を対象にNTT『iタウンページ』『2015年国勢調査』を基に調べた結果、福岡市は全国有数の〝スイーツ激戦区〟であることがわかった。 市内に108店舗のケーキ店が店舗を構える福岡市は、人口10万人あたり7.0店で第1位。また、洋菓子店全体でも248店舗の福岡市は、首位だった神戸市の16.4店に僅差で迫る16.1店で第2位に付けた。 ■スイーツ