ここのところオープンソースのソフトウェアのお世話になったり「ウェブ時代を行く」を読んだりしながら、(生命科学)研究のオープンソース化ということについて考えた。 実は科学というのはもともとオープンソースなコンセプトを持っている。自分の研究結果を論文として発表する場合には、ほとんど必ず自分の研究が再現できるために実験のプロトコルを論文に記載しなければならないし、細かいデータまで含めて要求されれば提示しなければならない。 さらに論文を出版した後に別の研究者によってその内容が追試されてだんだんとその研究の評価が(口コミ的に)定まってくる。 しかし逆にいわゆるITの世界のオープンソースと比べて違うところ、遅れをとっているように見えるところは、研究の発表の場が「学術雑誌」というものでなければならないところである。しかも、研究の中身の評価というのは「権威のある」学術雑誌にその研究論文が掲載されたかという
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