今回から丸若裕俊さんによる新連載が始まります。丸若さんは菓子壺や弁当箱、iPhoneケースや磁器ボトルなどのさまざまなものづくりを通して日本の伝統的な文化や技術のアップデートに取り組んでいます。今回は、丸若さんが追求する「タイムレス」の価値を体現し、日常生活をハックする「伝統工芸」の本質について取り上げます。 「ボーダレス&タイムレス──日本的なものたちの手触りについて」のこれまでの連載記事は、こちらにまとまっています。よかったら、読んでみてください。 伝統工芸のソフトウェアを現代に甦らせる はじめまして、丸若裕俊と申します。 2006年より丸若屋というユニットで、各地のさまざまな伝統工芸や茶のプロデュースを通じて、世界に向けて日本文化をアップデートしていく活動を手がけてきました。 この連載では、宇野常寛さんと積み重ねてきた数年間の対話をもとに、僕たちが行ってきた提案を、改めて言語化してい
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