コピーライター、クリエイティブディレクターとして活躍する井手康喬さんは、「僕は最初、コピーとはその一行だけで感銘を与えたり人を泣かせたりする文学やアートのような言葉こそ至上、だと思い込んでいました。(でも違った)」と述べています。 このたび、コピーライター養成講座の全6回の特別クラスで講師を務める井手さんが、改めてコピーの役割や、拡張するコピーライターの役割について2回にわたって解説します。 私は博報堂ケトルでコピーライター・クリエイティブディレクターをしています、井手康喬と申します。博報堂ケトルという会社は、創業当初から「手口ニュートラル(解決のために手段をとわない統合プラニングスタイル)」というメソッドを標榜していたこともあり、マス広告からPR、事業開発やテレビ番組企画など、あらゆる種類の課題解決・価値創造の相談が舞い込んできます。 そんな中で「コピーライターという経歴を武器にしたクリ