Summary 1. 一家に一軒行きつけが当たり前!? 名古屋に根付く喫茶店カルチャーを再構築する『シヤチル』 2. 名古屋名物のモーニングではなく、「夜喫茶」という新しいスタイルを発信 3. バーテンダーとシェフの共同経営だからこそ、ドリンクもフードメニューも驚きの充実ぶり 名古屋の喫茶店カルチャーといえば「モーニング」。朝の時間帯に飲み物をオーダーすると、トーストや卵などがタダで付いてくる、この地特有のサービスだ。 各家庭に行きつけがあり、日曜日の朝には喫茶店で一家だんらんという光景も珍しくない。こうして訪れることが習慣化すると、喫茶店はただの朝食をとる場ではなく自分・家族の居場所であり、心のよりどころとなる。 名古屋生まれの安井俊介(写真上・右)さんも、幼い頃から喫茶店の存在を心に刷り込まれたひとりだ。 喫茶店好きが高じ、いつかは開業したいと夢を描いていた安井さん。東京の大学でインテ