小牧市は、農業振興の拠点に位置付ける農業公園(仮称)整備事業を本格化する。2023年度からの工事着手に合わせ、22年度は実施設計を4~5月にかけて委託する考えだ。新年度予算案には設計を中心とする関連費7100万円を計上した。 場所は桃花台ニュータウン北側の野口地内。公園は、5・9㌶分の雑木林を開拓し、市民向けの貸農園と収穫体験農園が中心の構成となる。その他、円形のイベント広場や教育施設としての機能を含む管理棟(建築面積162平方㍍)、76台分の駐車場を整備する。 事業は約30年前、11㌶にわたる農業公園整備が計画された。当時、調整池を3カ所に設置したが、事業はいったんストップ。その後、規模を縮小しての事業化を決めた。 22年度は実施設計と都市計画決定、23~24年度にかけて工事を進め24年10月の一部供用開始を目指す。基本計画は玉野総合コンサルタント(名古屋市東区)が担当した。