株式相場の低迷が続く中で、コンビニエンスストア大手のローソン株価が比較的、値を保っている。 今年こそ4000円台で低迷しているが、一昨年末から2月16日までの騰落率を見ると6.6%と高い水準を維持。日経平均株価が同じ期間でほぼ半値に沈んだのに比べると底堅い水準だ。 低価格業態が好調 ローソンだけではなく、コンビニ大手の株価は概して市場から高評価を得ている。下の表は日経株価指数300の採用銘柄の一昨年末から2月16日までの騰落率をランキングしたものだ。ローソンは8位、ファミリーマートは下落率が2.9%にとどまり17位につけている。300社中285社が株価を下げている中で、2社の健闘は目立つ。 背景の1つには、“タスポ効果”で業績を大きく伸ばしたことがある。顔写真付き成人識別カード「taspo(タスポ)」がなければ自動販売機でたばこが買えなくなり、作成を面倒がる愛煙家がコンビニへと流れた。ロー