「令和2年 全国犬猫飼育実態調査」(一般社団法人ペットフード協会)によれば、猫を飼っている人の割合は60代で10%、70代では8%程度となっている。 一方、生活環境等の向上により、同調査では猫の平均寿命は15.45歳まで延びている。 コロナ禍で猫などのペット飼育頭数が増えたとされるが、保護猫施設運営のネコリパブリックでは、飼い主が、高齢であることを理由に保護猫の引受をためらうケースが少なくないという。 「私たちの施設にお越しくださる方々の中には、高齢を理由に引受をためらう人がかなりいます。自分たちで救える命があるなら救いたいと思っている方が多く、保護した猫を我が子のように可愛がってくださるのですが、しかしそれゆえ自分に万一のことがあったらと思うと安易な気持ちでこの子を引受ることが出来ないとおっしゃるのです。」 とネコリパブリックの河瀬麻花社長は高齢飼い主の現状を吐露する。 事実、飼い主の老