エンジェルビーツは特異なアニメだと見るたびに思う。 アニメ史の一つの特異点だ まず、一番メインの部分だけ見ても、その特異性は図抜けている。 PAワークス、麻枝准、岸誠二。 PAワークスはいかにも00年代のアニメスタジオらしく、 自分の身内だけでアニメを作ることで、 質・思想ともにブレのない作品を作ることを身上にしてきた会社だ。 古巣のIG・ビィートレインそして繋がりの深いボンズのグロスを経て、 トゥルーティアーズとカナーンの元請けへ。 西村純二は押井守の盟友だし、安藤真裕と堀川社長は旧知の仲だ。 IG・ビィートレインそしてボンズのコネを使った2作品。 コンテマンは真下ファミリーの川面・山本、付き合いの長い岡村天斎。 そして脚本はブレイク寸前だった岡田麿里。 ボンズ・京アニ・ユーフォーテーブルなどもそうだが、 身内だけで作ることで、作品のブレを少なくし、平均点をあげる。 それが00年代的な良