香港九龍島の観塘(かんとう)区では24日、逃亡犯条例改正案をめぐる抗議デモで、一部の抗議者は、同区に設置された智慧灯柱(スマート防犯灯柱)数本を破壊した。スマート防犯灯柱には顔識別機能などが搭載されている。さらに、中国の監視システム「天網」の下請会社が製造する部品が使われていると抗議者らは主張した。 24日午後1時半ごろ、同区の市民らはデモ行進を始めた。市民は改正案の完全撤廃などを求めるほか、区内での防犯灯柱の設置に反対すると訴えた。 午後3時頃、一部の抗議者は同区の主要幹線道路である常悦道や、地元公園の「零炭天地」の周りに設置された防犯灯柱を取り壊した。 香港紙・立場新聞によると、デモ参加者らは、灯柱の電線を切り、電動ノコギリなどで灯柱を切断した。また、灯柱内部からネットワーク伝送ケーブルやメモリカードが見つかったことから、抗議者らは防犯灯柱が収集した情報が別の場所に転送されたと推測。
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