成長に向けた焦点は引き続き、中国やインド、東南アジア諸国連合(ASEAN)などの新興国市場だ。米調査会社、IHSオートモーティブは、2011年の中国の自動車販売台数が前年比8%増の約1512万台になると予測している。前年比で2割増となりそうな2010年に比べると伸びは鈍るものの、世界最大の市場が順調に伸びることは、自動車各社にとって強い追い風になる。 成長する市場で大きなシェアを握る競争は激しくなっている。日産自動車は2012年に中国拠点の生産能力を今の8割増となる年間120万台に引き上げる方針だ。現地では米ゼネラル・モーターズや独フォルクスワーゲンも今後、生産能力を大幅に増やす見通し。現地メーカーの低価格車との競合も厳しくなっているが、各社は当面、中国は成長する市場と見ている。 好調な新興国で争奪戦 新興国はほかにもタイやインドネシア、インドなどで自動車の需要が伸びる可能性が高い。マツダ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く