「ローカル5G」の国内導入が決まった。5Gを自営無線として利用できる、この無線システムは、どのような特徴を持つのか。併せて“解禁”されるプライベートLTE「自営BWA」とともに徹底解説する。 企業のデジタル変革の有力なツールとなり得る2つの新しい無線通信システムが、年内にも利用可能になる。 1つめが、一般の企業も限られたエリアで周波数の割当を受け、5Gを自営無線として利用できる「ローカル5G」である。 情報通信審議会(情通審)で5Gの技術的条件を検討している新世代モバイル通信システム委員会は、4月12日に取りまとめた報告書の中で、このローカル5Gについて提言した。 総務省は、4月10日に携帯電話事業者4社への割当が決まった3.7/4.5GHz帯と28GHz帯の5G用帯域のうち、4.5GHz帯の200MHz幅(4.6-4.8GHz)と28GHz帯の900MHz幅(28.2-29.1GHz)を