華僑の子どもらが通う神戸市中央区の神戸中華同文学校に27、28日、男の声で「尖閣諸島の件、なめたらあかんぞ。殺すぞ」などという脅迫電話が計3度かかったほか、28日には生徒に危害を加えるという内容の脅迫文が郵送されたことが、兵庫県警への取材でわかった。県警は学校周辺の警備を強める方針だ。 生田署によると、脅迫文は同校あてで、封筒の中に「生徒にけがをさせるぞ」などと印字された便箋(びんせん)1枚が入っていた。差出人の名前は書かれていなかったという。 同校は6年間の小学部と、3年間の中学部の9年一貫教育で、日本人の子どもを含む約700人が在籍。理科や社会、日本語のほか、中国語や中国の歴史を教えている。 同校は朝日新聞の取材に対し、「コメントできない」としている。