「小さい男の子が、真ん中でもじもじ股間をおさえながら、歌っているのがいい」(日経BP) わたしの友人が、さらに友人へと、かもめ合唱団のCDをプレゼントしたという。その際、こんな説明をしたらしい。「小さい男の子が、真ん中でもじもじ股間をおさえながら、歌っているのがいい」。 (中略) 歌のうまさだけなら、この子供たち以上の合唱団はたくさんあるにちがいない。しかし、小さな男の子がメンバーとしてもじもじしながら歌っている合唱団を見たのは、はじめてだった。完成された合唱団と比べたら、調子ハズレの声を出したり、なかには合唱中によそ見をしたり、ダメダメさが目についてしまう。それなのに、肝心なところでは、合唱団としてのひとつのまとまりをなしている。 (中略) DVDの映像のなかで、もじもじとしていた男の子がいた。自分の番でないときは、前列に立つ彼はやはり股間に手をやって、きょろきょろとしている。マントがず