ツーッとお茶が後ろに回ってこぼれる急須。 あれって勢いがなくなると後ろに回るんですよね(写真a')。 でもまさか急須にFlomax(失禁予防薬)が効くわけもなく...この「teapot effect」という現象は昔っから古今東西のティーポットについて回る頭痛の種でした...。 そこで「こんな尻漏れティーポットは許せない!」と原因の究明・解決に乗り出したのが、仏リヨン大学のCyril Duezさん率いる研究チームです。さすがこだわりと美学のフランス人。何百時間ティーバッグと格闘したものやら想像もつきませんけど、研究に研究を重ね、とうとう執念で真犯人を突き止めたのです。それは... 「hydro-capillary(毛管水)」作用と呼ばれるもの! ...と書かれても「???」ですが、これは液体が注ぎ口を離れる際、その液体を急須の素材に接触させたままキープしたがる力のこと。従来研究で判明した犯人
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