年末年始に住居がない失業者に宿泊場所や食事を提供する東京都の「公設派遣村」で、一部の入所者が就労活動のため都から支給された現金を酒代やたばこ代に使い、施設内で禁止された飲酒などの問題行動を取っていたことが6日、分かった。都はすでに泥酔状態となった男性1人を退所処分にしたほか、悪質な入所者には退所時に支給額と領収書の差額の返金を求める方針。 派遣村は5日、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区、4日に閉所)から大田区の都の臨時宿泊施設に移転。都は入所期限の18日までの就労活動用の交通費と昼食代として、入所者1人当たり計2万2千円を支給した(562人、総額約1236万円)。ところが、多くの入所者が活動費を受け取った直後に近くの小売店で酒やたばこを購入していたことが判明。店員は「朝から1万円札を握りしめた入所者が大勢並んで買い物に来ている。たばこがかなり売れ、酒やスポーツ紙などを購
片山右京さんを取材したのは8年前の夏だった。F1レーサーから世界七大陸最高峰登頂を目指すアルピニストに転身、エベレスト登頂を目指しての出国直前だった。無理を言って時間をもらったが、こちらは登山もレースも素人。小田急町田駅から緊張して事務所に向かった思いがある。 記憶に残っていたのは「小学生のとき丹沢の山小屋で荷物運びのアルバイトをしていた」「夕方に車で御殿場に行き、富士山に徹夜で登って、そのまま午後は都内で仕事することも」など登山とのかかわり。記事を読み返すと、こんな言葉があった。「F1の世界からは、コンプレックスを引きずって降りたけど、人間として終わりという訳じゃない。そうだろう」 その片山さんが昨年、富士山で遭難した。静岡県警御殿場署に保護された直後の会見を、静岡支局の若手記者2人が速報した。「テントが吹き飛ばされ、200メートル下に2人がいた」「残るか下りるか考えたが、1人でいても何
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