【虐待はどんな傷を残すのか】「私はサンドバッグ…気絶するほど殴られた」「ささいな言葉が救いに」 読者の反響次々 (1/2ページ) 児童虐待の問題を考える連載の第2部「虐待はどんな傷を残すのか」へ読者からたくさんのメールやファクスをいただいた。全体の6割は「私も虐待を受けた」という自らの被虐待体験をつづったものだった。「自分と重なり胸が締めつけられる」(東京都の40歳主婦)など、心の傷を抱えたまま、誰にも言えず社会で生き続ける人々が少なくない現実を浮き彫りにしている。 実母から虐待を受け続けたという30代女性は《壁に投げつけられ、気絶するほど殴られた。5歳のとき、「自分はサンドバッグなんだ。自分さえ殴られていたらいいんだ」と思い込もうとした》。女性は結婚して1児をもうけたが離婚、現在は人間関係の不全や拒食症などに悩まされながら、介護の仕事で子供を育てているという。 《虐待の連鎖を私の代ででき