5日に千葉市美浜区の幕張メッセで開幕したアジア最大級の家電・IT(情報技術)見本市「CEATEC(シーテック)JAPAN2010」で、京セラが人工宝石「京都オパール」で模様を描いた陶磁器を出展している。 壊れにくく高熱にも耐える特徴を生かした。京セラでは、今後もさまざまな製品に京都オパールの利用を広げていきたい考えだ。 京都オパールは、これまで人工宝石で培ってきたノウハウを生かして開発した。天然オパールと同一の石英粒子から製造され、オパール特有の割れやすさを解消するとともに、多彩な色彩ラインアップも可能にした。 京都オパールを絵付けに使用した陶器は、食器などの製造を手掛ける鳴海製陶(名古屋市緑区)が製造した。粉砕した京都オパールを陶器に塗りつけ、繊細な色彩を表現した。鳴海製陶で、11月から限定販売を始め、反響を見て本格展開を検討する。 京都オパールは、メガネやヘッドホン、車の塗装材など、多