北朝鮮・平壌で15日に行われるワールドカップ(W杯)アジア3次予選の北朝鮮-日本戦で、北朝鮮当局が日本メディアの入国を極端に制限する通告を日本協会に行った。協会は「引き続き交渉する」としているが、話の通じにくい北朝鮮当局を相手にするよりも、国際サッカー連盟(FIFA)を通じて圧力をかけるべきではないだろうか。 FIFAが定めた2014年W杯ブラジル大会のレギュレーション(規定)には、「FIFAは予選のすべての試合において、ホスト協会と緊密な協力を図り、マスコミ関係者に提供される取材パスの条件を決定する資格がある」との条項があるからだ。 FIFAはサッカーの世界に政治が介入するのを嫌悪している。各国協会の幹部人事などにその国の政治的意向が絡んだ場合には、ほぼ間違いなく制裁の対象となってきた。 であるならば、政治臭ふんぷんな今回の日本メディア受け入れ制限も、政治介入の一種ととらえる考え方が成り