ラッカセイのもつ病害抵抗性遺伝子のゲノム上の位置を特定しました。 ~さび病・黒渋病に強いラッカセイ品種の改良が容易に~ (公財)かずさDNA研究所は、インドのダールワール農業科学大学、国際半乾燥地熱帯作物研究所(ICRISAT)との共同研究で、インドで栽培されているラッカセイ品種がもつ、さび病・黒渋病抵抗性遺伝子のゲノム上での位置を特定しました。 さび病や黒渋病はある病原菌の様々な系統が原因で起こる病害で、その被害は日本のみならず世界中に広がっており、ラッカセイ減収の大きな要因のひとつとなっています。 研究チームは、インドで栽培されている、さび病・黒渋病に強いラッカセイ品種と弱いラッカセイ品種を交雑し、その子孫をDNAマーカー*で遺伝解析することにより、さび病・黒渋病に強いラッカセイ品種の持つ、これらの病気に対する抵抗性を示す領域のひとつをB03染色体の一領域に見いだしました。DNAマーカ