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  • ラッカセイのもつ病害抵抗性遺伝子のゲノム上の位置を特定しました かずさDNA研究所 / 研究情報

    ラッカセイのもつ病害抵抗性遺伝子のゲノム上の位置を特定しました。 ~さび病・黒渋病に強いラッカセイ品種の改良が容易に~ (公財)かずさDNA研究所は、インドのダールワール農業科学大学、国際半乾燥地熱帯作物研究所(ICRISAT)との共同研究で、インドで栽培されているラッカセイ品種がもつ、さび病・黒渋病抵抗性遺伝子のゲノム上での位置を特定しました。 さび病や黒渋病はある病原菌の様々な系統が原因で起こる病害で、その被害は日のみならず世界中に広がっており、ラッカセイ減収の大きな要因のひとつとなっています。 研究チームは、インドで栽培されている、さび病・黒渋病に強いラッカセイ品種と弱いラッカセイ品種を交雑し、その子孫をDNAマーカー*で遺伝解析することにより、さび病・黒渋病に強いラッカセイ品種の持つ、これらの病気に対する抵抗性を示す領域のひとつをB03染色体の一領域に見いだしました。DNAマーカ

  • ラッカセイ祖先種のゲノムを解読しました かずさDNA研究所 / 研究情報

    (公財)かずさDNA研究所は、ブラジル、米国、中国、インドの研究機関と共同で、ラッカセイ祖先種のゲノムを解読しました。 ラッカセイ栽培種(Arachis hypogaea)は、アジア・アフリカ・南米地域で多く栽培されており、これらの地域では主要な栄養源となっていますが、さび病など減収につながる病気や害虫の広がりもあり、品種改良の迅速化が求められています。 ラッカセイ栽培種は、ひとつの細胞の中に2種類(AゲノムとBゲノム)のゲノムを持つ異質四倍体*で、27億塩基という大きなゲノムを持っていることから、そのゲノム解読は困難が予想されています。 ラッカセイ栽培種のゲノムを理解するための基礎として、Aゲノムの元となったラッカセイ祖先種(A. duranensis)と、Bゲノムの元となったラッカセイ祖先種(A. ipaënsis)のゲノムを解読しました。 論文は、Nature Genetics誌で2

  • 効率的に品種改良を行うための新しい方法を開発しました ~ゲノム情報を活用した品種改良~ かずさDNA研究所 / 研究情報

    (公財)かずさDNA研究所では、シロイヌナズナやトマトをはじめとする、さまざまな植物種のゲノムの解析とともに、ゲノム情報をもちいた実用作物の品種改良のための技術開発に取り組んでいます。 次世代シーケンサーの導入により、植物でもゲノム解析のコストは下がってきていますが、実用植物には多くの種類があり、新しい技術の恩恵を受けることができる植物種はイネやトマトなどに限られています。 このたび、かずさDNA研究所では、実用植物の遺伝型分析を効率化する方法として、ゲノムの一部のDNA配列を再現性よく決める方法(ddRAD-seq解析*)を導入しました。 この方法を活用した育種により、従来型の育種では困難とされていた、収量を上げる、甘くておいしい実をつけるなど、多数の遺伝子が関与する形質の選抜育種を効率的に行うことができるようになります。 研究成果は、DNA Research誌にて2016年2月29日に

    agrisearch
    agrisearch 2016/03/09
    「実用植物の遺伝型分析を効率化する方法として、ゲノムの一部のDNA配列を再現性よく決める方法(ddRAD-seq解析)を導入」
  • サツマイモ近縁野生種のゲノム解読に成功 かずさDNA研究所 / 研究情報

    公益財団法人かずさDNA研究所は、独立行政法人農業・品産業技術総合研究機構(農研機構)九州沖縄農業研究センターと共同で、サツマイモの二倍体近縁野生種Ipomoea trifidaのゲノムを解読しました。 市場に流通しているサツマイモのゲノムは、ひとつの細胞に6組のゲノムを持つという複雑な構造をしているために解析が難しいのですが、今回の成果は、その解読を実現する上で必要となる基盤情報を提供します。 研究で明らかになったデンプン合成に関与する遺伝子などを利用して、デンプンの性質や含量を改良するためのDNAマーカーを開発するなど、サツマイモの育種に活用することができます。 育種的な利用だけでなく、サツマイモの分類やIpomoea属の進化研究にも応用することができます。 研究成果は、2015年3月24日付のDNA Research誌にてオンライン公開されました。 DNA RESEARCH誌:h

    agrisearch
    agrisearch 2015/03/30
    2015/3/24 農研機構九州農研と共同、「サツマイモの二倍体近縁野生種Ipomoea trifidaのゲノムを解読」
  • 食用イチゴの全ゲノム解読に世界で初めて成功 かずさDNA研究所 / プレスリリース

    公益財団法人かずさDNA 研究所と千葉県農林総合研究センターは、国内外の 研究機関と共同で用イチゴ(オランダイチゴ)と4 つの近縁野生種のゲノム 配列を解読しました。用イチゴのゲノムは8組のゲノムセットをもつ複雑な 構造(高次倍数性)ですが、我々は世界で初めて高次倍数性の生物種のゲノム を解読することに成功しました。 イチゴは国内外で広く消費されており、日のイチゴ生産総額は世界第2位と 高いことから、今後攻めの農業を担う作物として期待されています。また、 国内では「とちおとめ」や「あまおう」など品種のブランド化が盛んであり、 様々な地域で品種の改良が積極的に進められています。 今回の成果によって、イチゴのゲノムや遺伝子の特徴が明らかになりました。 この情報を活用することにより、生産者と消費者のニーズにあった市場価値の 高いイチゴの品種の育種が大きく加速することが期待されます。

    agrisearch
    agrisearch 2013/11/27
    「食用イチゴのゲノムは8組のゲノムセットをもつ複雑な構造(高次倍数性)ですが、我々は世界で初めて高次倍数性の生物種のゲノムを解読することに成功しました。」