自由が丘北口に2月1日、新潟生まれの糀(こうじ)専門店「古町糀製造所 自由が丘店」(目黒区自由が丘2)がオープンした。運営は、おむすび専門店「銀座十石」などを手掛ける和橋商店(中央区)。 みそ、みりん、日本酒などの発酵食に欠かせない糀は、蒸した米や大豆、麦などの穀物に糀菌を繁殖させたもの。一般的には「麹」と表記するが、原料に米を使ったものを「糀」とも表記する。糀はぬるま湯に浸すと濃厚な甘みを醸し出し、ビタミンなどの栄養価も高いことから江戸時代には夏の栄養ドリンクとして好まれていたという。 食材の勉強で訪れた新潟のみそ蔵や酒蔵で出合った糀に注目した同社は2009年、「古町糀製造所」(新潟市)を開業。酒かすに砂糖を入れた甘酒とは異なり、米と米糀のみで甘さを引き出した糀ドリンクをメーンに糀関連商品をそろえる。2号店となる自由が丘店は東京初出店。 出店場所は、商業施設「Luz(ラズ)自由が丘」1階