ブックマーク / shigeo-ohta.com (3)

  • 科学的真実と社会的運用法 | 太田成男のちょっと一言

    科学的真実は、人間社会の都合で変えることはできない。例えば、地球の自転速度を人間社会の都合で変えることはできない。しかし、社会的運用によって時刻を変えることは可能である。米国のように一つの国でも地域毎に時刻をかえることもできるし、ヨーロッパのように夏時間と冬時間を設定する事も可能である。 最近の水素水に関する議論では、科学的真実と社会的運用法を区別して議論せずに、混乱が生じているところがあるので、整理してみよう。 科学的真実に関しては、水素ガスの吸引および水素水飲用によるモデル実験動物に対する効果は、多方面から立証され、水素の多機能性効果は、動かす事ができない科学的真実の領域に達している。メカニズムについては、基的な部分は解明されてはいるが、すべてが解明されたとは思わない。しかし、メカニズムに不明の部分が残されているからといって、効果自体を否定する事はできない。 科学的真実は不変であるの

  • “水素発生入浴剤“の中には、やけどの原因となるものがあると、国民生活センターが注意呼びかけの裏情報 | 太田成男のちょっと一言

    最近、水素に関する話題が多くなっています。国民生活センターは、7月21日に水素入浴剤による“やけど”の可能性についての記者会見をして、TBSなどでも放映されました。 このパック型水素発生剤は、粉末状の入浴剤とは異なり、アルミニム粉と酸化カルシウムの混合物が袋に入っています。そして、袋ごとお風呂につけると、水と反応して水素を発生しますが、同時に多量の熱を発生します。というよりも、その原材料は発熱剤として開発された経緯があります。高級レストランやテーマパークなどでも品の保温によく使用されています。登山のときのお湯を沸かすのにも使われています。この素材は、お弁当をあたためるのに使う酸化カルシウムよりも多量の熱を発生します。そのため、やけどをしてしまうほどの熱を発生するのです。 そのときに、副産物として水素ガスを発生するので、水素入浴剤に使ったという経過です。しかし、その水素ガスは99%で、純度

    agrisearch
    agrisearch 2016/08/08
    「アルミニム粉と酸化カルシウムの混合物が袋に入っています」「パック型入浴剤では、多くの水素ガスを発生しすぎる…お風呂のなかで洗面器などに水素ガスを貯めて火をつけて遊ぶようなことがないかと心配」
  • 動物実験では、プラセボ効果と確証バイアスはありません。 | 太田成男のちょっと一言

    水素水の効果は、「気のせい」ではないかという議論があります。人間は、「よいものだ」と思うと何でもないものでは、実際に効果がでてくることがあり、病気も治ってしまうことさえあるのです。「水素水がいいですよ」と言われて飲んでみると、水素が全く入っていなくても気のせいでよくなることもあり得るのです。プラセボは、偽薬のことです。また、自分だけでなく多くの人がいいと言うと、互いによいと確信してしまうこともあります。 プラセボ効果や確証バイアスではないことを示すには、二重盲検試験を行います。二重盲検は、患者さんも医師も家族も、物の水素水か、水素がはいっていない水かを知らないようにして効果を調べるのです。水素水の臨床試験では、二重盲検試験はまだ半数くらいですが、着実に進んでいます。 「水素医学に関する臨床論文の発表:こんなに進んでいる臨床試験」をご覧下さい。 ところで、プラセボ効果や確証バイアス効果では

    agrisearch
    agrisearch 2016/06/24
    「水素の効果については、プラセボ効果や確証バイアスのことは、あまり問題にする必要はないと、基礎研究者の立場からは思っています」とのこと。
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