[C Magazine連載]プログラムのレシピ(第2回) ドローツールを作る (1/6) 本連載では、さまざまなツール系アプリケーションの作り方を解説します。言語を学んだあと、いよいよアプリケーションを作ってみようという方には、とくに参考になると思います。今回は「ドローツール」を作ります。ドローツールは、矩形や楕円といった図形を組み合わせて図を作成するツールです。制作上の主なポイントは、図形管理用クラスの設計と、図形選択時の当たり判定です。 ドローツールは、Fig.1のように、矩形や楕円、ポリゴン(多角形)やテキスト(文字列)といった基本図形を組み合わせて、さまざまな図を描くことができるツールです。ペイントツールはフリーハンドで絵を描くために使いますが、ドローツールはきっちりとした作図のためのツールです。絵をピクセル(画素)で扱うペイントツールとは違い、図をベクトル(座標)で扱うので、拡大