母親が赤ん坊に授乳するために必要な器官「乳首」。しかしなぜ、授乳する可能性のない我々男性にも存在しているのだろうか? 誰しもが一度は抱いたことのあるこの疑問をさまざまな角度から徹底検証してみた! 医者が患者の体へ処置を行うときに、乳首が大活躍しているのをご存じだろうか? 「診察や治療を行う際に必要となる『第4肋間の場所』は乳首のある場所、『第4胸髄の高さ』は乳頭の高さだというのは私たちの間では常識です。実際に私も参考にしていますね」 そう語るのは、現役の外科医師・春川佳彦氏(仮名・28歳)だ。医療現場で乳首を目印にする場面はこれだけではない。 「CV(Central Vein:中心静脈)カテーテルという、重症な患者さんには頻繁に使う特殊な点滴の管を挿入するとき、乳頭の方向を目掛けて刺すことは教科書にも載っています」と教えてくれたのは、消化器外科専門医の中山祐次郎氏。 しかも、「女性の場合は
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