最大フロー最小カット定理(さいだいフローさいしょうカットていり、英: Max-flow min-cut theorem)は、フローネットワークにおける最大フロー問題についての定理である。これは、ネットワークに流れる「もの」の最大流量が、ボトルネックによって決まることを意味している。線形計画法についての定理メンガーの定理から導出することもできる。 左から:1. 与えられたネットワーク。各エッジの容量はすべて等しいとする。2. ひとつのフロー。3. 2の残余ネットワークと、その増加道。 4. 最大フローの残余ネットワーク。s から到達可能な緑の丸印のノードの集合をS, 不可能な青の四角のノードの集合をTとすると、(S, T) が最小カットになっている。 二端子フローネットワーク が与えられたとする。つまり、有限の有向グラフ の各エッジ(辺) に非負実数の容量 が割り当てられており、始点となるノ
