原発問題や領土問題、従軍慰安婦問題など、ネット上でよく論争になるトピックがある。これらの論争自体は別にいま始まったことではないとおもうが、最近はtwitterでこれらの論点に対する主張がRTされてきたりして、論争を目にする機会は昔に比べて多くなった気がする。twitterはブログ等に比べてお手軽だし、例えば自分で意見を表明しなくても賛成だと思うツイートをRTすれば意見表明に近いかたちになるので、議論に参加する敷居は、どんどん低くなっている。 広く議論がなされることは、決して悪いことではない。ただ、これらの議論が建設的かと考えると、どうもそうとは言えないものが多すぎるような気がする。そこで今日は、ネット上の不毛な議論について少し書きたいと思う。 そもそも、議論というのは「意見」と「意見」を戦わせるものである。しかし、ネット上ではこれがしばしば「人格」と「人格」を戦わせるものに変化してしまって