彼女は理系選択をして、頭も良かった。 オタク部所属だったんだけど、おたく話も出来る普通に明るい良い子だった。 校内同学年の彼氏とも付き合っていた。とても高校生活を満喫しているように見えた。 卒業が近づいて、彼女が彼氏と別れたことを知った。 「もうあんな男の顔見たくもない」と言っていて驚いた。 あんなに部活中もラブラブだったのに、男女の仲は私にはまだ分からないなあ、皆進んでるのう、とか思った。 彼女は入試間際になってデザイン系に興味が出た、と言い結局名前が全く知られていない大学に進学した。 部活中あんなに夢を語っていたのに、それに対する努力はしていなかったんだな、と初めて彼女に凄く黒い気持ちで落胆した出来事だった。 その頃から友達の変化をじわじわと感じるようになってきた。 *** 進学で私は上京したこともあり、彼女とメッセンジャーでお互いの学校や近況を話したりした。 その頃mixiを知って、