名古屋市の河村たかし市長は14日、都内の日本記者クラブで記者会見し、議会改革などをめぐって対立を深める市議会について「絶対に許さない。36万5千人が署名するしか方法はない」と述べ、議会側の協力が得られなければ、自らの支援団体が準備している住民直接請求による議会解散が必要と強調した。 河村市長は19日開会の臨時市議会に、先月否決された議会改革条例案のうち、議員報酬を半減する条例案を再提出する予定だが、議会側は反対姿勢を崩していない。再び否決されるのが濃厚なのを見越し、議会側をけん制する狙いがある。 古巣の民主党や内閣の支持率下落に関しては「減税したり、鳩山由紀夫首相の給料を下げたりすれば、国民の信頼は上がる」と提言した。